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中世文書(ちゅうせいぶんしょ)
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更新日:2025年4月1日更新
岩沢の池之平(いけのたいら)地区の佐藤浅右衛門(あさえもん)家に保存されていた、戦国時代の文書三通です。
一通は、永正6(1509)年9月25日付で長尾為景(ながおためかげ、上杉謙信の父親)から上村兵部に宛てられたものです。もう一通は、天正7(1579)年2月5日付けで、上杉謙信死後の上杉家家督争い(御館の乱)に際して、上杉三郎景虎から河田対馬守(かわだつしまのかみ)に対する挙兵の督促状です。残りの一通は、天正7(1579)年10月5日付で田中尚賢より大渕隼人佐への池之平名宛行状です。
南部地域に現存する文書としては時代も古く、中世当時の政局をうかがい知ることができる貴重な資料です。
文化財指定日 1972年4月1日
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