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岩村高俊自伝草稿(いわむらたかとしじでんそうこう)
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更新日:2025年4月1日更新
この自伝草稿は、戊辰戦争の際に北越征討軍の軍監として小千谷に来た岩村高俊(精一郎)が、その生涯を記したものです。
岩村高俊は、弘化2(1845)年に土佐(現・高知県)宿毛(すくも)に生まれ、戊辰戦争で新政府軍に参加します。自伝草稿には小千谷での談判に関する記述もあり、会見を行ったが既に朝敵追討の命を受けており、話し合いの必要なしと席を立ったこと、河井が再三面接を求めたけれど応じなかったことなどが記されています。
自伝草稿は2種類あり、慈眼寺には前半部分の1冊、個人蔵は全文と思われる4冊が伝わっています。内容はほぼ同じですが、書き
直し部分などから、慈眼寺の方が後に書かれたものと推測されます。
文化財指定日 1972年4月1日
岩村高俊
弘化2年(1845年)土佐(今の高知県)宿毛(すくも)に生まれ、石川、愛知、福岡などの県知事を経て貴族院議員となり、男爵を授かり華族に列せられた。自伝草稿では生い立ちから広島県知事に終わるまでの一生と社会情勢の変化を詳細に記しています。
自伝草稿の表紙
自伝草稿の内容
個人所有の草稿表紙
草稿の内容