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目崎家板碑(めざきけいたび)

印刷ページ表示 更新日:2025年4月1日更新

板碑の表面の画像板碑の表面

板碑とは、死者の供養のために作られた石製の卒塔婆(そとば)のことです。
この板碑は、吉谷(よしだに)の水口(みなくち)集落にある白山神社付近の塚から出土したものと伝えられており、当地の目崎家が代々大切に所蔵してきたものです。
大きさは高さ54.5センチメートル、横幅18センチメートル、厚さ3.5センチメートル、重さ6.5キログラムです。正面には三角形の頭部と、二条線がはっきりと分かります。裏面にはノミの跡があり、石材から割り出す製作過程を推定することができます。
青石(あおいし)卒塔婆と呼ばれる緑泥片岩(りょくでいへんがん)製の板碑で、石質や形状から北関東方面で多くみられる型式に類似したものといえます。
正面には、中央の蓮(はす)の花の上に阿弥陀如来(あみだにょらい)を表す梵字(ぼんじ)が、下にある花瓶に入った蓮の花の上には、それぞれ脇侍(きょうじ)観音菩薩(かんのんぼさつ)と勢至菩薩(せいしぼさつ)の梵字、「貞和三(1347)年丁亥七月日」の文字が刻まれています。「貞和」は南北朝時代における「北朝」で用いられた年号です。

文化財指定日 1989年4月1日

板碑の裏面の画像板碑の裏面

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