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錦鯉絵型帳及び関連資料(にしきごいえがたちょうおよびかんれんしりょう)

印刷ページ表示 更新日:2025年4月1日更新

大正3(1914)年、東京の上野公園などで「東京大正博覧会」が開催されました。その際に、新潟県古志郡東山村、竹沢村などが、
当地特産である錦鯉を出品した時の資料です。
錦鯉絵型帳は、江戸時代後期から始まった錦鯉の歴史の中で、色合いや模様など、黎明期(れいめいき)の様子を絵画で現した現存する最古のもので、当時の東山村長、平澤彦三郎の名義で作成されています。
絵型帳は、錦鯉のカタログともいえるもので、それぞれの絵には生産者名や鯉の大きさ、「御殿桜」や「雲龍」などの愛称が添えられています。
関連資料の中には、二十村郷における錦鯉の発祥とその経過を詳細に記した『鯉魚沿革及説明書』があります。そのほかに注目されるのが、『大正博覧会での平澤彦三郎の金銭出納帳』です。平澤彦三郎が大正3(1914)年3月16日から5月12日の間、錦鯉出品の付添として東京へ赴いた際の金銭出納帳で、東京で様々な人物と交流し錦鯉を紹介した記録を記した貴重な資料です。

文化財指定日 2014年11月27日

鯉魚模様見取図中表紙 鯉魚模様見取図の中表紙

大正時代の錦鯉の様子1 大正時代の錦鯉の様子1

大正時代の錦鯉の様子2 大正時代の錦鯉の様子2

大正時代の錦鯉の様子3 大正時代の錦鯉の様子3

資料の内訳

錦鯉絵型帳及び関連資料
番号 名称 説明
1 鯉魚模様見取図

大正博覧会に出品された錦鯉の絵図。表紙には「牧野子爵閣下」と記載あり。
中表紙には皇太子殿下、鍋嶋公爵閣下、松平子爵閣下とあり、それぞれに献上されたもの。錦鯉の内訳は皇太子殿下に8尾、鍋嶋公爵に6尾、松平子爵に2尾の合計16尾が描かれている。

2 模様鯉魚見取図 大正博覧会に出品された錦鯉の絵図。
表紙には「牧野子爵閣下」と記載あり。錦鯉11尾が描かれている。
3 模様鯉魚略図帖 大正博覧会の翌年に作成されたもの。奥付には鍋島侯爵閣下とあり、博覧会翌年の大正4年5月8日の日付が入る。錦鯉11尾が描かれている。
4 大正博覧会出品鯉魚解説書 大正博覧会での錦鯉展示の際、会場に表示されていた文章をまとめたもの。
5 鯉魚沿革及説明書 二十村郷における錦鯉の発祥とその経過を詳細に記したもの。平澤彦三郎と間野専之助の連名で作成されている。参毛(大正三色)、丹頂、更紗(紅白)の3尾が描かれている。
6 大正博覧会での平澤彦三郎の金銭出納帳 平澤彦三郎が大正3年3月16日から5月12日の間、錦鯉出品の付添として東京へ赴いた際の金銭出納帳
7 子爵牧野忠篤宛ての下賜文 錦鯉の皇太子殿下への献納につき、受領した旨東宮大夫からの手紙 大正3年5月22日付
8 賞状 大正博覧会での銀牌受賞の賞状
大正3年7月10日付、東山村竹澤村鯉魚出品組合あて

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