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大平(おおだいら)遺跡
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更新日:2025年4月1日更新
今から約4500~4000年前の縄文時代中期末頃の遺跡です。信濃川左岸の標高約220メートルの高位段丘面の突端にあり、台地
の平坦部の広範囲を遺跡として登録しています。
この遺跡は、昭和10(1935)年頃から行われた耕作地の開墾によって発見されました。その後、小千谷市教育委員会により、昭和31(1956)年と昭和46(1971)年の2度にわたって発掘調査が行われ、報告書が刊行されています。この2回目の調査では、竪穴住居や炉の跡が発見されました。
昭和32(1957)年には、東京大学教授の藤島亥治郎氏の指導により、発掘調査後の検出状況を利用して新潟県内で初となる竪穴住居の復元が行われました。復元した竪穴住居はその後、山本山にある市民の家の敷地内に移転復元されましたが、老朽化のため平成19(2007)年に取り壊されています。
文化財指定日 1972年4月1日
大平遺跡の全景
遺跡の直下には現在も湧水がでています
かつて山本山に復元した竪穴住居
大平遺跡出土の土器