本文
沢山神社の大杉
印刷ページ表示
更新日:2025年4月1日更新
沢山神社は、信濃川の蛇行部や越後三山を望む山本山高原中腹の沢山ポケットパークの近くにあります。地元では「沢山様」と呼ばれ、水の神様である玉百合姫という蛇を本尊とした小さなお堂が建てられています。大杉はこのお堂に隣接し、神社の目印にもなっています。
大杉は、樹高が約21メートル、根元付近の直径が約8.4メートルです。根元は1本ですが、地じ際ぎわから4本が株立ち、北側面はさらに5本に分かれています。樹冠は直径約20メートルと近隣の杉の中でも壮大なものです。毎年7月中旬に、神主を呼び、地元有志で神社の祭礼を行っています。
沢山様の名前の由来については、「昔、塩殿と上片貝と山本の3町内の代表が、土地の境界を決めようと、山本山を歩きながら話し合い
をしていたところ、なかなか結論が出ず、塩殿の代表者がもうタクサンだといって決めた場所が、今の沢山様になった」という伝承が
あります。現在もこの場所が3町内の境界で、お堂の部分は塩殿地内に位置します。
文化財指定日 1989年7月20日
写真の中央に見えるのが大杉
沢山神社の大杉