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魚沼神社大般若経(うおぬまじんじゃだいはんにゃきょう)

印刷ページ表示 更新日:2025年4月1日更新

魚沼神社大般若経は、至徳3(1386)年から応永3(1396)年の10年の間に、越中国(現・富山県)で書写されたものです。江
戸時代後期に編纂された『新編会津風土記』(しんぺんあいづふどき)巻之百八によれば、越中に侵攻した上杉謙信が、「七社明神」にあった本大般若経を越後に持ち帰り、上弥彦社に奉納したとされています。
本来ならば全600巻あるうち、残存するものは555巻(うち完本は458巻、同一巻が4巻)で45巻は欠巻となっています。
経本の寸法は縦約27センチメートル、横約9センチメートルで、材質は楮斐混漉紙(ちょひこんろくし、楮と雁皮という二種類の原料を混ぜて漉(す)いた紙)を黄檗(きはだ)で染めています。もとは巻物だったようですが、現在は折本仕立になっており、それぞれの表紙には「大般若波羅密多経巻第○」と記されています。
内容などから越中国で作られた事は間違いなく、小千谷はもとより、新潟県・北陸地方の中世史を知るうえで大変貴重な資料といえます。

文化財指定日 2001年3月23日

大般若経の表紙の画像大般若経の表紙

大般若経の内容の画像大般若経の内容の一部

大般若経全600巻の画像全部で555巻が現存しています

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